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生と死と [日常]

先日のカブトムシ君に近所のお友達のところから、お嫁さんがきたんです。
これは、きっと卵を産むに違いないぞ~と意気込んで、虫ケースも一回り
大きいものにして、マットも少し深めにしてあげて、毎日専用のゼリーの餌を
あげたりしておりました。会社から帰ってくると、丁度カブトムシの
元気な時間帯になるので、毎日元気な姿を見ておりました。

ところが、どうも虫ケースを置いている場所が悪かったらしく
先日会社から帰って来て見ると、メスの方がぐったりして餌のところで
うずくまっておりました。オスの方は、夜なのにマットにもぐったきり
出てくる気配がありません。
これは変だな~と思って掘り出してみると、オス方は、全く動かなく
なっていました。

ガ~ン!、ちょっとショックでした。
メスの方も翌日には、全く動かなくなってしまい、ダブルショックです。

以前から近所に子供達が作った虫のお墓があるので、
子供達と一緒にお墓にそっと埋めてあげました。

その後、せめて卵だけでも産んでいてくれないかな~と思って、
カブトムシの居なくなったマットの中を確認してみましたが、
残念ながら、卵もありませんでした。
う~ん、トリプルショックです。

生き物を飼うということは、いつかはその死を受け入れてあげないと
いけない、ということなんですね~。
子供の頃は、そんなの当たり前の事、と感じていたことも、暫く生き物を
飼っていなかったので、改めてひしとその重さをかみしめることと
なりました。

そんなショックから抜け切れないでいると、今後は、金魚5匹のうち、
1匹が死んでしまいました。1匹だけ少し体の小さい金魚が居たのですが、
どうもその1匹の様です。

会社から帰ってくると、もうその金魚の姿は無く、既にお墓に埋めてあげた
後でした。

もう、ショックの連続で、クアトロショック~!なんて言っている
余裕もありませんでした。。。

そんな中、今度はつい先日もご一緒させて頂いたばかりの
職場の先輩が突然お亡くなりになりました。一緒に競争各社と
戦ってきた企業戦士というか、戦友の様な親近感のある先輩だったので
これは、さすがにショックが大きかったです。

とても真面目な方で、何事にも一生懸命取り組まれる方でした。
人には優しく、自分には厳しい、そういう方でした。
そういう方ですから、お通夜にも告別式にも別れを惜しんで駆けつけられた方で
溢れかえっている、という感じでした。

お通夜の時、悲しみにくれる奥さんとお子さん達の姿を見て、
今の自分の環境と重ねて見てしまうところもあって、なんとも言えない
感情の高ぶりを感じました。

告別式では、最後の奥さんからの挨拶の中で、ご家族に対する先輩らしい
愛情を感じて、とうとうその感情の高ぶりはピークに達してしまい、
気づいたら、涙がポロポロと、溢れておりました。

丁度、去年の夏の頃、高校時代の親しかった友人が亡くなり、
その時も、命のはかなさを感じ、大きな悲しみを感じましたが、
どうしてでしょう。今回の残された奥さんとお子さん達の姿を見たときの
方が、はるかに大きな心の動きを感じました。
こういう人とのお別れは、初めての経験です。

今も心の動揺はおさまっていない様に感じます。
生を受けたものに必ず訪れる死というものについて、
改めて考えてみようと思いました。



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コメント 17

たいへー

重ね重ね、ご愁傷様です。
同年や知り合いが亡くなるのは、力が落ちてしまいますよね。
去年は同級生が、ガンで他界。 7月の終わりには叔父が他界。
死と向き合う年齢になってきました。 
by たいへー (2006-08-11 05:57) 

まめぞう

ホント、最近「死」というものを真剣に考えるようになりました。
どんどん身近になってくる感じですね。
我が家の犬と接していて思うのですが、犬って自分がいつか死ぬんだ、というのを知らないんですよね。いつまでも今の生活が続くと思ってる・・・
命は本当にはかないです。いま生きている時間を大切にしたいですね。
by まめぞう (2006-08-11 06:49) 

武田のおじさん

わたしの父は49歳で他界しました。祖父と祖母も私が小学生の頃他界していますし、今、わたしは42歳。
いつも心の片隅で不安を抱きながら生活しています。
この小さな子供たちを残しては逝けない。。。。
しかし、人生いつ何が起こるかわからない。
だから、今、一生懸命愛情を注ぎたいと思っています。
お互いにがんばりましょう!!
by 武田のおじさん (2006-08-11 10:22) 

poppychan-page1

入院中、白い布を全体にかけられストレッチャーで運ばれる方を見送るのも
とても辛かったです。
ましてや身近な方の死は、本当に悲しいといいますか何ともいえません。
今を・・・時間を大切に生きたいです。
by poppychan-page1 (2006-08-11 13:11) 

miho-rin

身近な人、大切な人が他界したときほど 
身を引き裂かれるような思いをしますよね
本当に辛い・・・
でも できることなら 周囲の方が その故人となられた方の
ご家族の支えになってあげて欲しいです
大切な人のご家族なんだもの
自分がもし逆の立場になったら 悔いなく生きているのだろうか
自問自答です
by miho-rin (2006-08-11 18:22) 

ラブ

最初は、「残念でしたね」で終わろうと思ったのですが、
読んで行くうちに、どんどんショックが増して、最後は
大変でしたね。つらいなぁ。どうみても寿命でない時の
「死」というのは、受け入れ難いですね。

小学校の時、カブト虫の幼虫をもらいました。
ものすごく嬉しくて、毎日毎日成虫になるのを楽しみ
にしていました。大きな成虫になったのですが、カブト
虫は死んでいました。なぜかというと、馬鹿な私は幼
虫のために土を容器にいっぱい入れてあげていて、
成虫はそのために土から出られなかったのでした。
お尻を上にして、下半身は土から出ていましたが、上
半身は土の中で窒息でした。
残酷なことをした自分が嫌で、今でもトラウマになって
います。
by ラブ (2006-08-11 20:10) 

元山陽ちとせ

>たいへーさん、こんばんは。
力が落ちてしまうというの、まさにその通りです。
同年齢の人が無くなっていくのを見るのは、本当につらいです。
つい、自分ならどうだろう、と重ねて見てしまい、余計に
辛さが募ります。

>エルモさん、こんばんは。
どんどん身近になるという表現、言われてみてはっとしますね。
私なんぞは、もう確実に人生の折り返し地点は過ぎたでしょうから
あとは、スタート地点にどんどん戻る一方、という儚さがあります。
今を大切に生きるって、これからますます大切になりますね。

>武田のおじさん、こんばんは。
私もほぼ同い年です。やはり、この年代はいわゆる成人病にかかる
確率も高くなってくる年代ですし、自分の体もだんだん弱くなるのを
実感する年代ですし、皆さん不安を抱きながら生活されているんで
しょうね~。
子供達に一生懸命愛情をそそいで生きていくって、素敵なことですよね。
頑張りましょう!

>流風さん、こんばんは。
あらら、流風さん入院されていたんですか?
それは、大変でしたね。もうすっかり大丈夫なんですか?
また入院することの無い様に、ご自愛くださいね。
そして、貴重な今を思いっきり駆け抜けてくださいね。

>みほさん、こんばんは。
確かに残されたご家族の方々が一番辛いでしょうから、
なんとか、少しでも支えになれるといいな、と思います。そう言えば、
「人は忘れる生き物だ、だから生きていける」、と言ったTVドラマの
台詞を思い出しました。早く忘れるものは、忘れて前を向いて
進んでいける様に、何かしてあげられたらな~、と思います。
by 元山陽ちとせ (2006-08-11 20:20) 

元山陽ちとせ

>ラブさん、こんばんは。
小学校のときは、私もいっぱい生き物を飼っては死んでいっては
の繰り返しでした。でも、それで沢山勉強させてもらったな~
と思っています。自然と親しむこと、自然を大切にしたいと思う気持ち、
みんなそんな生き物達にもらった様な気がします。
ラブさんのカブトムシも、ラブさんに沢山のことを教えてくれて
そして死んでいったんだと思いますよ~
by 元山陽ちとせ (2006-08-11 20:27) 

Runa

先輩の方の ご冥福を お祈りしています。
あわせて カブトムシ君も・・・
by Runa (2006-08-11 23:56) 

みど

死を受け入れることは時間がかかりますがその分生きることも重要ですよね。。
by みど (2006-08-12 00:51) 

Gamaoyabeeeen

形あるもの、いつかは壊れる・・・
生きているもの、いつかは死ぬ・・・
自然の摂理ですものね・・・
合唱・・・
by Gamaoyabeeeen (2006-08-12 01:12) 

袋田の住職

カブトムシは出来れば幼虫から育てたいですね。
今、うちで飼っているのは、幼虫から育てて成虫になったばかりのを
もらって育てています。
かなり、元気で夜はうるさいぐらいです。
諸行無常・・・いよいよお盆です。合掌
by 袋田の住職 (2006-08-12 06:22) 

nonkumi

親しい人の死に接した時、生きことの意味を考えさせられます。それは、亡くなった方が、残された者たちにくださるプレゼントのような気がします。そんなことでもなければ、人間はみな日常に流され、愚痴を言い、無駄な時間を過ごして、生きるということの価値を見失ってしまうからです。如何に死ぬかということは、如何に生きるかということ。死にざまは生きざまです。
こんな時こそ、自分が生きていること、生かされていることを見つめたいですよね。
by nonkumi (2006-08-13 23:04) 

元山陽ちとせ

>Runaさん、おはようございます(おはようなんて珍しいですよね)。
Runaさんにそう言って頂けて、先輩もカブトムシ君も喜んで
いると思います。ありがとうございます。

>みどさん、おはようございます。
どう生きかということが重要なのでしょうけど、
なかなかこれ、という答えの見つからない、難しいテーマですよね。

>がま親分さん、おはようございます。
形あるものは、いつか壊れる。。。エントロピー増大の法則ですね。
生きているものも、死ぬことがエントロピーを増大させるのでしょうね。
偉大な自然の摂理です。

>袋田の住職さん、おはようございます。
カブトムシに卵を生んでもらって、来年は幼虫から育ったカブトムシを
と考えておりましたが、残念でした。
お盆という時期に色々と重なったのも何か意味があったのかも知れないな~
とぼんやりと考えてしまいます。合掌。

>nomuさん、おはようございます。
なるほど、亡くなったかたのプレゼントなんですね!
こうして、生と死について見つめている今は、貴重なプレゼントされた
貴重な時間なんですね。しっかり、その貴重な時間を過ごさないと
いけませんね。ありがとうございます。
by 元山陽ちとせ (2006-08-14 08:08) 

kone

人の死は悲しいです・・・
by kone (2006-08-14 14:09) 

michan

私もカブトムシが始めて死んだとき、涙しました。
どんなものでも死を目の前のすると悲しいものです。
先輩の死は、衝撃でしたね。
前の友人の妹さんの旦那様が亡くなったお話しを聞きました。
奥様のおなかのなかには、6ヶ月になるお子様がいらっしゃっいました。
そして上のお子様は3歳。何もわからず遊んでいたそうです。
子供達は、親の死をわからずいるというのは、また悲しいものですね。
先輩の奥様とお子様の将来が、これからも平穏無事でありますように。
なくなられた先輩の、ご冥福心からお祈り申し上げます。
by michan (2006-08-21 15:44) 

元山陽ちとせ

>koneさん、こんばんは。
なんだか、死そのものというよりも、今回は残された人の悲しさを
強く感じました。

>michan、こんばんは。
3歳の小さなお子さんのお父さんが亡くなられる状況は、
想像しただけでも涙がでそうです。
だから、自分は今死ねないな~、死んでなるものか、と
つくづく思います。
by 元山陽ちとせ (2006-08-22 01:50) 

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